top of page

|

​二

|

狩る兎と怯える熊

獅の面と猿の面の奪い合いに決着がついた頃、熊の面は自身が選ばれたことに対して疑問を抱いていた。

そしてその同刻、兎の面もまた自身以外の者に対する「殺意」に駆られていた。

​正反対ともいえる二人と二つが出会うとき、奪い合いは予想を超えた結末を迎える。

bottom of page